命を選択するということ

ブラックくん

３月に入ってから呼吸が速く浅くなり、２２歳という年齢からこのまま老衰かもと思われました。

１週間経ち呼吸が苦しいながらも歩き回るので、病院に連れて行ったところ胸水がかなり溜まっているとのこと。

抜くか抜かないか、急に命の選択を迫られる中でブラックの胸水を抜く決断をしました。

一命は取り留めましたが、今後どこまでやってあげるのか？

原因は甲状腺数値の悪化、心筋症、リンパ腫などいくつか考えられるそうです。

苦しそうだと水を抜きに行き、利尿剤などの服薬を平行して行っています。

これで本当にいいのだろうか？何が正解なのか？

私達の治療方針は「延命」ではなく「緩和」です。
両者は全く違うものだけれど、その線引きはとても難しいです。

ブラックは、すべてを受け入れる覚悟なんて最初からできているのでしょう。

覚悟が出来ていないのは、こっちの方です。

今日はブラックの寝床のすぐ近くに、トイレやご飯をすべて移動しました。

途方に暮れながらも、最低限でも何かできることはないかと考え続ける日々です。