昨年の12月に13歳になる黒猫兄弟がやって来ました。
飼い主様が急逝され、ご遺族の方から終生飼養の委託を受けました。
当初は、母猫(ちびくろちゃん)と3匹の予定でしたが、ちびくろちゃんが腎臓病でうめねこへ来る直前に、飼い主様を追うように旅立って逝きました。
信幸くん(のぶ)と幸村くん(ゆき)の兄弟は見た目も体型もそっくりで、ご遺族の方が青と赤の首輪をつけてくれなければ、全く見分けがつきませんでした。
でも、性格はちょっと違っていました。
お兄さんタイプののぶは、人とちょっと距離を置く慎重派タイプ。
撫でればグルグル言ってくれますが、ご飯の時以外は自分から寄ってこない子です。
一方のゆきは、とっても甘えん坊の末っ子気質。
人でも他の猫でも、無防備に近寄っていくので「シャー」と威嚇されたり、しょっちゅうありました。
それでもゆきは全然めげないんです(笑)
人でも猫でも大好きな子。
新しいものを見た時は、まず最初にのぶが試したり、遊んだりします。
そして、ゆきはじっと見ていて、後からのぶの真似をします。
うめねこに来た時は、いつも二匹一緒で仲良しで、そんな姿を目を細めながら眺めていたものです。
そんな幸せな時間がずっと続くと思っていました。
あれから8ヵ月。
もうゆきはいないのです。
人間だって猫だって先のことは誰もわからないけれど、この8ヵ月はもう二度と取り戻すことができない。
もっとああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かったと、後悔の気持ちと寂しさがとめどもなく押し寄せます。
ゆきのお話は、また書きます。
読んで頂きましてありがとうございました。
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