眞珠の一年

眞珠はある日急にパッタリと倒れて歩けなくなったそうです。

手足が硬直し、ほとんど動くこともできず、食べ物もチュールぐらいしか口にしない状態でたした。

飼い主さんは、仕事と親の介護とご自分の足も悪くしてしまっていて、眞珠のお世話をすることが難しいということで、『うめねこ』で年更新預かりすることになりました。

病院に連れて行くと、血圧が200を超えているので降圧剤と、耳が外耳炎のようになっているので、点耳薬などを貰って、治療していくことになりました。

食事もちゅーるだけではとても栄養が足りないので、ドライをふやかして栄養価の高いスープ上のウエットと混ぜたりした食事を、最初は強制的に食べてもらうことにしました。

眞珠は嫌がり、よく怒りました。

怒る元気が出てきたことが嬉しかったですが、消化不良などもあって下痢をすることも多かったです。

体重を減らさないようにと病院から言われていたので、維持するのが結構大変でした。

眞珠と格闘する毎日、私達が手をかければかけるほど、眞珠は変わっていきました。

体を動かすようになり、ついには自分で立ち上がろうと何度も何度もトライしていました。

まるで人間のリハビリのように、来る日も来る日も眞珠は立ち上がろうと頑張りました。

そして、ご飯も自分から食べるようになりました。

補助は要りますが、カリカリだって食べます。

ちゅーるだけの生活から、すごい進歩です(^^)

そして、眞珠はもっと回復していくのです。

一人で立ち上がって座る眞珠。

補助なく、自分でご飯を食べられるようになりました。

まだフラフラとバランスが悪いのですが(笑)

そして、今はベッドから立ち上がって水を飲み、自分で戻って寝ます。

おトイレは、ペットシーツが敷いてある隅っこでしてくれます。

書き忘れていましたが、眞珠は来た時からほぼ目が見えていません。うっすら何かが動いているぐらいしかわからないそうです(獣医師曰く)

それでも、自分でご飯を食べに行ったり、寝場所へ帰ったりできるようになるんですね。